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新疆でウイグル族と警察衝突 死傷多数

2011年07月20日

 

【新唐人日本2011年7月21日付ニュース】中国の新華社よると、18日正午ごろ、新疆自治区和田市(ホータン市)でウイグル族数十人が警察の派出所を襲撃し放火。まもなく武装警官によって射撃され死亡したと報じました。世界ウイグル会議は当局の武力鎮圧によって衝突が発生したと主張しています。

世界ウイグル会議報道官 迪里夏提氏:「中国当局は昨日抗議者に発砲し 殺しました。現時点でのデータはウイグル人20人が死亡、12人が負傷 重傷が3人、うち女性4人と11歳の児童も含まれています」

世界ウイグル会議によると、2009年の7.5流血事件以降、和田(ホータン)地区の大勢のウイグル族青年が失踪または当局に拘束され、未だに行方不明だそうです。また、当局の新疆支援政策により、内陸の企業が現地で土地を囲いこみ、多くのウイグル人が生存環境を失ったため、18日、当局への抗議活動が予定されていたそうです。

世界ウイグル会議報道官 迪里夏提氏:「しかし抗議の前にすでに当局は武力鎮圧し、発砲によりウイグル人1人が負傷、13人が逮捕されました。その後 衝突になりました。しかも当局は武力で鎮圧しました」

19日、新唐人記者が現地の会社や住民に電話取材を行いました。それによると、当局は詳しい情報は公表していないそうです。

現地宗教局職員:「これは言えません 言うと・・・」

記者:「納尔巴格街道派出所をお願いします」

和田市の114電話番号案内センター:「実名でかけてきて下さい。公安局からの通知で貴方の電話番号が表示されないので、ご案内できません」

和田市民:「昨日 ある派出所で紛糾が発生し、ウイグル人がナイフを所持した事で揉め、警官を人質に捕らえましたが最後には(ウイグル人が)撃ち殺されました」

世界ウイグル会議は、中国当局はテロ鎮圧の名の下、ウイグル族の平和的な抗議を鎮圧するのはやめるべきだと訴えます。

新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/07/19/a562112.html.
(中国語)

 

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